遊びの場面での放課後児童支援員の関わり
子どもの遊びと放課後児童支援員の関わりを考えるきっかけとして、遊びの場面での放課後児童支援員の関わりを考えてみます。
実際の遊びの場面では以下のような関わりが考えられる。
- 遊び相手になる。
- 遊びの中に入って遊びをリードする。
- 遊びの一員になる。
- 遊びの外にいて、安全や他の子ども達の遊びとの調整などに目を届かせる。
- 遊びたいことを実現する方法を提示したり、子どもが必要とする情報を提供したりする。
- 新しい遊びや子どもたちの知らない遊びを紹介したり、遊びについての必要な技術や知識を教えたりする。
- 安全が確認できる場合には、その場を離れることによって大人の信頼のもとに子ども達だけで遊びを展開できるようにする。
- 子ども(子どもたち)が、遊びを思いついたり遊びたいと思った時に、遊びを始めることができることができる環境を整える。

遊び相手になる
1人の子どもを相手にする場合や大勢の子どもを相手にする場合あります。どちらかというと少人数のケースを考えて貰えると分かりやすいケースとなります。
最初から子ども同士だとなかなかうまく遊べないという子もいますよね。慣れるまではまずは大人が遊びの相手になってあげて、徐々に慣れていくということはよくあります。1年生で入所したばかりの子であったり、子ども同士で遊ぶのが苦手な子、配慮の必要な子のケースが多いです。また、初めてする遊びや慣れていない遊びをいきなり子ども同士でするのに抵抗がある子の相手をし、徐々に集団に入っていけるようにも支援しています。
少人数と最初は遊んでいたのに、いつの間にか多人数になっているなんてこともよくあります。大人数になった場合にはそっと抜けてみたり、子どもたちに任せてみたりと関わり方を変える事にもなります。
遊びの一員になる 遊びの中に入って遊びをリードする
遊びの一員になる場合は、例えばままごとの中に入る、ドッジボールのメンバーになるなどがあります。この場合は遊びの中で子どもと同じような役割を担います。盛り上がっている場合でしたら、遊びの一員として一緒に楽しめば良いと思います。一緒に遊んでいると大人も楽しくなって夢中になりすぎないようにだけは注意しています。
「いまいち盛り上がらないなぁ」という時には大人が遊びを盛り上げていく事もあります。仲間を集めたり、ルールを工夫したり、大人が遊びをリードしていきます。
ある程度盛り上がってきたところで大人はフェードアウトすることもありますし、継続して一緒に遊ぶという事もあります。大人が遊びを形成するところを見ていて、同じように盛り上げようとしてくれる子も高学年くらいになってくると現れてきます。
高学年が遊びを展開してくれると、その姿を見ていた低学年が高学年になった時にも同じような行動をしてくれることが多いと思います。
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