新たな出会いが待っています
学童に入所すると新しい出会いが待っています。子ども同士の出会い、職員の人との出会い、その他の人との出会いなどなどがあります。人はその成長とともに活動する範囲が広がり、その時々で出会いと別れが繰り返されます。学童に入所した子どもたちにとっては学童もその場の1つとなります。同学年の子はもちろん自分より学年が上のお兄さん、お姉さんとも知り合うことになります。
学校でも同じクラスになったり行事などで一緒になる事も
同じ学校から来ている人たちは学校での関わりもあります。学校も学童在籍児童の事を配慮してくれているようで、同学年の子で同じ学童だと1人にはあまりならないような気がします。たまたまかもしれませんし、そんな気がするだけでしょうか・・・。こちらとしては同じクラスにしてもらえると帰ってくるときも一緒になったり、クラスの様子も聞けたりして助かるんですけどね。
異学年交流が日常的にあります
小学生期はどちらかというと同学年との関わりがほとんどとなってしまいます。学校の授業はほとんどが学級・同学年単位であると思います。最近の学校教育の場では意図的に他学年との交流を持たせる活動をしているところも増えてきているようですが、あくまでも大人が何かしらの意図をもって仕掛けている活動となります。
学童クラブでは自然発生的な集団ではありませんが、異学年が集まっての生活が毎日続いています。私のクラブにも1~6年生の子どもたちが通って来ております。場所によっては高学年はあまり在籍せず、低学年1~3年が中心のところもあるでしょう。
同学年との交流が多いのは学生の内だけですよね。成長をしていくと色々な年代の人と関わる事が必要になってきます。そういったことを1年生の内から自然と毎日行っているのです。1年生で入った頃には上級生から色々と教えてもらったり面倒を見てもらったりし、自分が上級生になったころには下級生の面倒を見るようになるということが良く見られる光景となっています。
年齢が近い兄弟でもいれば、家庭内で年上年下の関係も経験できるかもしれませんが、一人っ子ですと中々異学年との関わりってないですよね。習い事で同じ時間帯になったらとか、親戚のいとこやはとこなどと年齢が近かったら関わりがあるかでしょうか?いずれにせよこんなに毎日というくらいの頻度で異学年との関わりがあるというのは環境としては珍しいと思われます。
学童外での関係性に発展していく事も
学童クラブの形態にもよるでしょうが、とても仲良くなる姿も見られます。自分の所属しているクラブでは学童内での関わりだけではなく、休日にも遊んだりしている様子が聞こえてきています。「土曜遊べる?」「○○時に△△公園で待ち合わせな」「明日、□□ちゃんと遊ぶの」なんていう言葉が聞こえてきます。保護者同士も子どもを通して繋がりがあるので、どのような人と遊んでいるというような事も分かるので安心は安心ですね。
関係が良くなるためには・・・
関係性が良いからといって「けんか」や「トラブル」が全くない訳ではありません。むしろこれまでにいろいろな事を乗り越えてきたから、それでも一緒にいると楽しいから関係性が良くなってきているのだと思います。支援員の方々が色々とサポートしてくれる場所ではちょっとした人間関係の拗れ位は乗り越えられるでしょう。サポートがあってもという事は私の経験でもありましたが、多くの子達は乗り越えて学童で仲間を見つけていってくれました。
学校のクラスはクラス替えが行われると、それまで仲の良かった人とも何だか距離ができてしまってあまり遊ばなくなってしまったなんて経験、皆さんも1度はあるのではないでしょうか?学童の規模にもよりますが、退会がなければ6年生以外は次の年も同じメンバーで生活ができるので、仲が良いメンバーが揃っていると居心地がいいでしょうね!!
まとめ
学童クラブ等の人数規模にもよるでしょうが、雰囲気の良い場所ですと自然と多くの子達が仲良くなり関係性も活発となります。人数の多すぎるような預け先ではほぼ不可能になるような事ではないでしょうか。人数が適正(40人位)であり、雰囲気作りからの良好な人間関係を築けるような場所でないと難しいですよね。
そこまでは中々に厳しくても毎日過ごしていく中で楽しく過ごせるような友人関係が構築されていると良いのではないでしょうか。日によってはあんまり遊ぶ人がいないとなってつまらない日があるという事にはなって欲しくないですよね。
また、学童をそろそろというような時期に差し掛かってきたら、自分で友人と見つけるという事も必要になってきます。学童の人との関係を継続するもよし、学校の友人と仲良くするもよし、高学年頃~中学生頃は人間関係も難しくなってくるので、我々支援員も心配ですが、影ながら見守ってになっています。
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