記録の大切さ 学童保育の仕事「なぜ記録することが大切なのか?業務効率化やトラブル対応に欠かせない理由」

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支援員向け
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継続した記録は子どもの変化の原因などにも気づきやすい

 保育の現場では、子どもたちの成長や発達を観察し、その記録を取ることが重要です。これにより、子どもたちがどのような成長や発達を遂げているのかを把握し、適切な支援を行うことができます。また、記録によって、子どもたちの成長や発達に関する詳細な情報を保護者と共有することができます。

 継続して記録を取っていると変化の原因にも気づきやすくなります。

 「何だか最近様子がおかしいな?」と思う子がいたとします。様子がおかしいのには「何か原因があるか」、「何か目的があるか」のどちらかに大きく分けると分類されると思います。

 その子の記録が有り、様子がおかしくなる前に揉め事があったり、気になる一言を言っていたなどということが分かれば原因の1つであるかもしれなくフォローがしやすくなります。記録が残されておらず、支援員も揉め事を解決したと思っていて忘れてしまっていたら思い返すこともできませんよね。

自分の保育を振り返る為、保育の質を向上させる

 保育の質を向上させるためには、保育のプロセスや成果を記録し、改善点を見つけることが重要です。保育での記録は、保育者が保育プログラムを評価し、改善点を見つけるための貴重な手段となります。また、保育の成果を評価するためにも、子どもたちの成長や発達を記録することが必要です。

 自分の保育について記録を残しておくことも重要です。良い事も悪い事も記録に残しておくと、後に振り返ってみて保育の改善点が見つかったり、良かった事は自信にもつながります。人の記憶は時間がたてばどんどんと曖昧になっていき、自分のしたこともはっきりとは思い出せなくなってしまいます。子どもにどのような声掛けをしたか、どのような対応をしたかが具体的に分からなければ振り返って次に生かすこともできません。

 自分の保育実践を書く際にも日頃からの記録の蓄積が非常に役に立ちます。記録を基に保育実践を書いていく事もよくありますので、コツコツと「印象に残ったこと、良かった実践、うまくいかなかった実践、子どもの言葉」などを記録して書き溜めておくと良いです。

 スポーツ等でも自分のフォームなどを撮影して、後で見返して動きを修正するなど色々な業界で自分の振り返りの為に記録は必要となっています。保育業界に限らず、自分のしている事は見えづらくなりますからね。

他の支援員や職員・保護者と共有する為

 自分の保育をより良くする為だけではなく、学童全体を良くするためにも情報を共有することはとても大切です。小規模な学童でも1人で保育をするということはありません。記録を共有するという事も情報を共有する1つとなります。

 実際に起こった事の共有だったり、個人の思った事・考えた事色々な事の共有に使えます。自分の保育実践を記録として起こし、他の方と検討する「実践記録検討」にもつながっていきます。先に書いた自分の保育を振り返る為だけではなく、自分の保育を広げる事にも利用することができるのです。

保護者とのコミュニケーションの為

 保育者は、子どもたちの日々の様子を保護者に報告する必要があります。保育での記録は、保護者とのコミュニケーションを円滑にするためのツールとして活用されます。記録によって、保護者に子どもたちの様子を詳しく伝えることができ、保護者との信頼関係を築くことができます。

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