まずは「なぜ」書くのかを振り返りましょう!
別の記事で保育実践は「なぜ」書くのかを解説しました。もし、そちらを読んでおらずこの記事にたどり着いた方は以下のリンクより【保育実践を書いてみよう「なぜ書くのか」編】を読んでからこの記事を読むとさらに分かりやすくなると思います。
読んでいただけたでしょうか?
リンク
いきなり書こうと思っても大変ですよね
簡単な場面記録を紹介しますので、見ていきましょう。
子どもの動きと指導員の働きかけ | 指導員の内面や気持ち |
A君が学童に帰ってくるとすぐにB君に帰り道に倒されたと訴えてくる。 | 最近B君からきっかけでの揉め事は多いけど話を聞かないと分からないな。 |
AとBを呼んで両方から話を聞く。 B「だってAが最初にやってきたんだよ!僕は別の人と帰ってたら急に叩いてきたんだ!それでやり返しちゃった!」 私「Bはこう言っているけどAの話も聞かせて?」 A「・・・」 私「Aどうなの?Bの言っている事はあってるの?」 A「・・・」 | ん?Aはいつもはもっとしゃべるのに。何やらありそうだな。 自分で言えるといいんだけどなぁ・・・ |
一部抜粋 |
この後時間はかかりましたが、A君は帰り道に起きたことを自分から話すことができました。A君・B君共に今日の出来事がなぜこのようになってしまった事が考えられました。
A君の言葉が今回は出てきたのですが、場合によっては「このまま何も言わないなんて事」もあったかと思います。もし、関わった指導員がA君自身の言葉を引き出したかっ方という思いがあったなら・・・「関わりがうまくいかなかったのかぁ」などの思いが出てくるかもしれません。
何も言ってくれなかったというケースだった場合は「指導員の言葉によるものなのか?、タイミングなのか?、A君自身の何かなのか?」の分析もできますし、「子どもに対する言葉がけ・態度・内容などが別の方法があったのか」振り返る事ができます。
他の指導員に意見を求める事や検討会などが、その材料としても有効に活用できます。
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