待遇が下がってしまったり、満足いかないものになってしまったら
労使交渉の場で待遇の下げられた条件を提示されてしまった、自分の満足いかない条件が提示されてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか?とりあえずはすぐに同意のサインをしてしまわないように「少し考える」だとか「保留する」だとかの意思表示をしましょう。
回答期限などは定められていると思われますので、その時までに何とか考えをまとめてられると良いです。地域の学童で交流があれば、他学童の支援員に聞いてみるだとか、ベテランの詳しい先生に聞いてみるだとかが考えられます。
学童保育という業界の給与基準などは一般企業とは少し違っていると思いますので、やはり同じ業界の詳しい人に聞くと良いです。
また、労働組合などが組織されていれば力を借りる事も考えておくと良いです。組織相手に個人または少人数で向かうのには限界がありますので場合によっては援助してもらいましょう。
各学童クラブの職員構成はどこも少人数であることが多いです。その地域ごとに組織がされていて加入していることが条件となりますのでご注意ください。
基本的には誰かに相談をしましょう。家族でも友人でもどうしてもおかしいぞと思ったり、明らかに不満となれば退職・転職することも視野に入れつつ、慎重に交渉して下さい。どこかで折り合いをつけることも必要でしょうが、よくよく考えてから決断して下さい。
労働条件・契約を勉強や情報を得る機会はありますか?
自分の労働条件について考えてみる、学習をする、情報を得る機会は皆さん有りますでしょうか?
私のクラブの所在地には学童保育支援員の労働組合が存在します。労働組合に所属している事で、労働条件に関する情報交換や学習の機会があり、自分のクラブの条件と地域の他のクラブの状況からどこに問題があるのか分かってくることもあります。
自分でまたは自分のクラブ内の職員だけで労働に関する知識を得る・高めていくというのは非常に大変な事であると思っています。普通に生活をしている人で労働関連の法規を詳しく知っているなんていう方はほとんどいないでしょうね。
どうしても保育の学習・研修に目を向けがちですが、働き方や労働条件についても考える事が必要になってきます。できれば、自分のクラブ以外の人とも労働環境について話ができる、学習のできる機会があればいいのですが。
知っているのと知らないのでは全く違ってきます。労働環境の学習を学ぶ機会などが無い場合は自分で調べたりするしかありません。
今回のまとめ
年度の変わり目には毎年のように労働条件については見直しが有るはずです。
もし、見直しの機会が存在しないということであるば、是非とも職員一丸となって要望して下さい。要求が「通る・通らない」という話は別問題で「毎回話ができる場がある、意見を伝えられる場がある」という事が重要となってきます。何も言わないと何も要望が無いという事で片付けられてしまうからです。
要望は言わない事には基本変わらないです。叶うか叶わないかはその時の状況にもよるので、思うところがあれば言っていきましょう。
今回の記事だけで労働条件についての話を全て網羅することは難しそうなので別の機会にも続けて解説していきます。
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