職員はどのような人なんだろう? 放課後児童支援員

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学童保育について
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 小学生の子どもたちの放課後を預かっている学童保育、施設や料金や内容等気になることも多いとは思います。その中でも今回は私の最も大事では無かろうかというポイント「保育や活動にあたってくれる人材」について詳しく解説していけたらと思います。

 どのような組織であろうと人材って大事ですよね。特に「安全や安心な生活を提供しなければならない」、「子どもたちへの影響を大きく与える」、この職業も人材の占める要素も大きな割合を占めると考えています。以前は子どもと遊ぶだけの仕事なんて思われている時代もありましたが、今となってはそれだけでは全く通用しません。どのような人、何をしているのかなどなどから説明していきます。

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放課後児童支援員ってどんな人?

 まずは「放課後児童支援員認定資格」について説明します。この資格は公的(行政)責任で実施されており、都道府県が行う国によって定められた研修を修了した者に付与されます。誰でも取得が可能な訳では無く、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準第10条第3項に該当する人(保育士、幼稚園教諭、教員免許、現場経験の一定期間以上ある人)が対象となっています。この研修を修了することによって「放課後児童支援員」の資格が付与され各施設で支援員として勤務できます。

放課後児童健全育成事業者の職員は、常に自己研鑽に励み、児童の健全な育成を図る為に必要な知能及び技能の習得、維持及び向上に努めなければならない

放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準第8条

放課後児童支援員は、豊かな人間性と倫理観を備え、常に自己研鑽に励みながら必要な知識及び技能を持って育成支援にあたる役割を担うとともに、関係機関と連携して子どもたちにとって適切な養育環境が得られるよう支援する役割を担う必要がある。

放課後児童クラブ 運営指針第1章3(3)

 どの資格でも同様ですが、資格の取得はスタートラインとなるのは学童業界も同じ事です。上記に引用を紹介しましたが、日々学習や研修、現場での経験を積み上げていかなければなりません。みなさんの通っている、これから通おうとしている場所の支援員の方々はどうでしょうか?子どもたちが過ごす場所をよりよくしてくれような存在でしょうか?1人1人の子どもたちに寄り添った保育ができているでしょうか?という観点で見ていくと良いです。

子どもとはどのように関わっているの?

 支援員と言ってもその人によって様々です。監視員のように子どもたちの見守りが中心で何かあった時には関わりをもつ、子どもと一緒に汗水流して一緒に遊ぶ、子どもたちが主体的に活動できるようにサポートするなどなど時と場合によって使い分ける事が必要です。いつも見守りでも良くないですし、ずっと子どもと遊んでいるだけでもダメですし、立ち回りにはいつも苦労しています。その時の子どもたちの状態や関係性なども考慮して支援員は行動を変えています。その為にも1人1人の子どもたちをよく理解して関わりを深めています。

何人位職員は配置されているの?

職員の中には支援員だけではなく補助員の方もいます。放課後児童支援員の資格は保有していませんが、保育や子どもへ思いは支援員とも変わらない人もいます。日頃の保育では支援員のサポートをしてくれます。学童保育所は子どもたちとの関わりだけではなく、施設の清掃や教材の作成といったような裏方の仕事もあります。子どもとの関わりのサポートだけでなく、そのような雑務もサポートしてくれています。

 そういった補助員の人も含め、子どもたちに目の行き届くように職員は配置されています。40人までを1つの単位として最低でも2名(その内1名以上は支援員)が配置されます。昔の小学校のクラスで多い学級はそのくらいいて担任の先生1人だったので、多く配置されているなと思うかもしれませんが、そのようにはなりません。授業をクラス内で座って受けているわけではなく、あちらはボードゲーム、こっちではコマ回しで遊んでいて、そっちではトランプで盛り上がっている、それぞれが自由に過ごす場なので40人に2人でも少ない場合もあります。

その他にもやることは沢山あります

放課後児童クラブの運営にかかわる業務として、次の取り組みも必要とされる。

放課後児童クラブ 運営指針 第3章5(2)

続きが以下の項目です。

  • 業務の実施状況に関する日誌(子どもの出欠席、職員の服務に関する状況等)
  • 運営に関する会議や打ち合わせや引継ぎ
  • おやつの発注、購入等
  • 遊びの環境と施設の安全点検、衛生管理、清掃や整理整頓
  • 保護者との連絡調整
  • 学校との連絡調整
  • 地域の関係機関、団体との連絡調整
  • 会計事務
  • その他、事業運営に関する記録

 こんなにもやらなければいけないの・・・という感じですが、全員が必ずやっているというわけではありません。ある程度経験を積んできたらすべてこなさなければならないので、多岐にわたってのスキルも必要となってきます。

子どもの様子や保育の様子を聞いてみるといいですよ!!

 利用している方々は支援員の方の保育報告や子どもの様子を尋ねてみると良いと思います。その子の良いところはもちろん直面している課題なども教えてくれる事もあります。

逆に聞いても詳しく話してくれない、曖昧な感じで話すなどの支援員はあまり関わってくれていないのだなぁと残念な感じになってしまいます。あまり見てくれていないようだったら、預ける場所を変えるのも有りかと思います。

まとめ

 支援員の人は学童全体の事、様々な業務をこなさなければならない人となります。といっても一番の仕事は子どもたちの事を考え過ごしやすい場所を作り上げていくこととなります。1人1人に合わせて対応ができ、学童を盛り上げていくことができる人が支援員でいるとその学童クラブはとても過ごしやすい場になるでしょうね。入所前には良い学童か?の大きな判断材料となりますし、入所後も積極的に会話し良い子育てのパートナーとなると心強い存在になると思います。

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