小学生の放課後について考える 現代の小学生は何をしている?

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学童保育について
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放課後の生活は時代とともに変わっている 

 今回は小学生の放課後の生活について考察していこうと思います。ほとんどの方が学校が終わった後の放課後を体験しています。小学生のお子さんをお持ちの保護者年代は20代後半~50代前半位の方が大半ではないでしょうか?その保護者の方々が過ごしてきた放課後の時間と現役小学生の過ごす放課後は大きく変わってきています。その辺りの現状も踏まえて記載していきたいと思います。

3つの「間」の喪失

 「時間・空間・仲間」の喪失と言われ、保護者世代の方の子ども時代からも言われてきていることではあります。地域の都市開発、授業や習い事の増加などに伴って起こってきた現象となっています。放課後の時間とは子どもに保証された自由な時間であったはずが現代ではそういった時間ではなくなってきているようです。

時間の喪失

 学校もカリキュラムの変更を時代とともにやるとこがどんどん増え授業も大変になってきています。毎日、宿題は出され、ひどい場合は授業でできなかった分のドリルなどは家庭でやってくるようになんていう宿題が出ていてびっくりしたこともありました。別にコロナ禍で休校が続いたという時期でもありませんでした。

 そこにプラスして帰宅後の習い事、学習系・スポーツ系・音楽系とこれまでも定番であったものからプログラミング等の最近登場した習い事系もあります。

学校の宿題もあって、習い事もあって、習い事からも宿題がでたり練習が必要だったりとこんなの時間がどれだけあっても足りません・・・大人よりも忙しいんじゃないかと思う子もいますね。

空間の喪失

 「この公園サッカーや野球って禁止なんだよね」この前サッカーをしていると公園管理人と思われる人に声をかけられました。10数年間の利用で初めて言われました。公園の管理や規則も厳しくなっているようです。ニュースなどでも「大声禁止」と書かれた看板のある公園も紹介されており、小学生たちはどこでおもいっきり遊べば良いのでしょうか?

遊び場が無くなれば、自ずと室内で過ごすことが多くなってしまいゲームや動画をするという過ごし方になってしまいます。ゲームばかりしている姿は保護者としては見たくないですよね・・・

仲間の喪失

 多くの人に友達がいなくなった(少ない)という意味ではなく、放課後の時間に過ごすことのできる人が減っているという意味で記載していきます。この項目は時間の喪失とリンクする部分もあります。

A「今日学校終わったら遊べる?」B「今日プールあるからさ・・・明日なら遊べるよ!」A「明日は塾の日だ」B「そっかー」なんていう遊びたいんだけど都合が付かないことによるすれ違いの会話も少なくないと思われます。

忙しい小学生は時間を合わせることが難しいのです。昔のように「公園に〇〇時集合な!」である程度の人が集まるということはほぼ不可能というような状態です。遊びたい場合は何日か前から約束をしておかなければならないこともあります。

3つ揃わないとうまくいかない

3つの内、2つや1つだけではうまくいかないんですね。例としては「時間と空間」があっても、仲の良い子達は放課後忙しく時間が全く合わないなどが考えられます。うーん・・・厳しいですね・・・。この3つの要件を子どもが自分で探して・揃えて・調整してなんてほぼほぼ無理というような状況になってしまっています。

学童では「時間・空間・仲間」を保証します

 一般的な学童クラブでは 「時間・空間・仲間」 を生活の中で保証するように努めています。子どもたちは仲間の中で安心した生活や自主的な活動をすることで社会性を身につけたり、個人の発達が促されていきます。

 学童の生活の中でですが・・・

  • 放課後の自由な時間が保証され、自分でやりたいことを自分で決められます。【時間】
  • 個人ではなく団体ですので、学校や地域の場所を利用させてもらうこともできます。【空間】
  • ある程度決まったメンバーですが、仲間もいて1人になることもありません。【仲間】

 習い事では身につかない社会性なども身に付けるとこができます。以前は放課後の自由な時間で自然と身についたことも多かったのですが、現代ではある程度大人が仕掛けてあげないとできないことにもなってきているということもあります。

 この3つを保証して生活がより良いものになるようにしているのが学童保育となります。逆に言えば保証してくれていない・できていない場所は学童とは言えないのです。大人数が集まってしまい大人が安全だけを管理しているような場所で仲間関係は良好に築けるのでしょうか、プログラムばかりこなさせる場所は自由な時間の保証はあるのでしょうか?学童保育もどきのような場所にはご注意下さい。

大人も仕事終わりに必要だからと言われて「習い事」をやらされるのはきついですよね。自分から進んでやっていることは自分の時間でやりたいことをしているからOKだと思います。

まとめ

 小学生の放課後は多忙になってきており、忙しくなってくる年齢が年々と低年齢化してきている現状はあると思います。放課後の時間に保護者が留守になる共働き世帯であっても放課後の生活を子どもたちに保証しなければなりません。安全に過ごすことも含め、学童保育への入所も1つの選択肢とあっても良いとは思います。

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