学童期の子ども達にも生かしていけます
「走り革命理論」の中で登場して親子のように足を速くしたい人たちには当然の役に立つ内容だと思います。その他にも「運動会で1位になりたかったり」、「リレーの選手に選ばれたいような人」、「鬼ごっこなどでいつも狙われて捕まってしまい悔しい思い」をしてしまっている人たちにもとても良い内容だと思います。
小学生位には自分で読んで、練習するには難しい場合もありますので、保護者の方が一緒に練習に付き合ってあげると良いかと思います。
私の所属している学童クラブでも、足が速くなりたいと思っている子、足の遅いことで悩んでいる子へのサポートにも繋げられるのではと思っています。足が遅いというだけで「外遊びが嫌い」となってしまっている子もいるかもしれませんからね。
遊びの中でも『鬼ごっこする~?』「足が遅いからやらない」子ども同士でもこんなやり取りが時々聞こえてきます。鬼ごっこ自体が嫌いなのではなく「足が遅いから」嫌いなのです。人間はやはり「できること」は好き、「できないこと」は嫌いと判断する人も多いですからね。大人でもできない事が続く事にはストレスが多く感じてしまいますから。
今現在鬼ごっこに入らない子達も足が速くなれば、進んでやるようになる子もいるだろうなぁと思います。
多くの人が足の速さは才能だと思い込んでいるので、「足の速さは才能じゃない」という和田さんの書籍で考え方も走力を変えていってもらえればと思います。
友達同士でも走り回って楽しく遊ぶ姿も目に浮かんできますし、もしかしたら運動の分野への興味が広がり自分の世界が広がるきっかけになるかもしれません。
練習はある程度必要となりますが、自分で獲得できた事は自信につながります。
何事にもある程度の練習は必要となりますが、「スプリント」も同様となります。とは言っても、自転車に乗るのように全くできない人は少ないのと同様に適切な方法で学べば多くの人が習得で書いてありました。
練習に当たっては子どもと一緒に親子で練習に取り組んでいくのも良いかと思います。習い事などとは違いこの本やYoutube動画にて和田さんの理論を習得していく事になるので親子での協力が必要ですよね。(和田さんの講義を受講する方法もあるとは思いますが本や動画から学ぶをポイントとしています。)
親子で取り組むことができるのなら、結果だけでなくその過程も共に協力してくことにはなりますので、過程の部分の頑張りも一緒に見ることができそうですね。自分(達)で結果につながれば、その子自身の自信にもつながりますよね。
私も動画を見た後や本を読み終えて、久々に本格的に走ってみたくなりました。学童の保育の中でも鬼ごっこや走る系の遊びで試してみようかなぁと思っています。
最後に
書籍に最後の部分で和田さんが「日本は経済的に裕福でとても治安もとてもいい国なのに、子どもの自己肯定感が低いことを知ったんです。」と書いていました。
人が本当に悲しくなるときは、何かができなかった時ではなく「自分にはどうせできない」と思い込み、無気力になってしまうときなんだって。
人が本当の喜びを感じるときは、何かができたとき以上に「きっとできる」って自分を信じられたときなんだって。
走り革命理論P162より
小学生くらいの年代でも「どうせできない」と諦めている事がある人は挑戦をすることもできなくなってきてしまう人もいます。「やってもできなくて嫌な思いをするならやらない」を選ぶのもわかる気がします。
引用部の和田さんが言っているのと逆で「自分を信じられない」状態となっています。私も1人でも多くの子どもたちに学童での活動を通じて「きっとできる」と自分を信じられる子ども達が増えていってもらえたらと思っています。
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