学童保育のタイプ解説 放課後児童クラブ・学童選びのポイント

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入所前について
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大きく分けると3つのタイプに分かれます

 今回は学童保育と呼ばれている施設のタイプ別解説となります。放課後に共働き世帯が過ごせるよと謳っている場所はとても増えてきましたね。それぞれの場所に特徴があり良いところも悪いところもあります。各家庭の求める放課後の生活に近い場所を選ぶことが大事になってきます。特徴をまとめておきますのでご覧ください。

昔から学童保育と呼ばれている場所

 こちらは従来よりある学童保育の解説です。地域の方々などが運営に携わっていることも多い、地域に根差した家庭的な雰囲気のある学童保育となります。「第2の家庭」と呼ばれることもあるような家庭的な雰囲気の場所となります。一緒に来ている仲間は昼間の兄弟のような感じです。

 一番の良さは子ども一人一人がより良く、より安定的に保育してもらえる事です。保育の様子は定期的に伝えられ、困ったことがあっても親身にしてくれる保護者にとっては安心して預けることができる場所だと思います。

長所

  • 毎日の来るメンバーが固定的で安定的に見通しをもって生活ができる。
  • 毎日の来るメンバーが固定的で職員が1人1人の子どもたちの個人に合わせた対応がしてもらえる。また、その様子なども伝えられる。
  • 色々な行事やイベントが企画開催される。
  • 保護者も行事等に参加でき、子ども様子が良く知ることができる。

短所

  • 学校外にあることが多いので、その場所までは自分たちで行かなければならない。
  • 一定料金の負担が必須となってしまう
  • 行事等で保護者の関わりが必要なる。

 どうしても運営や行事に保護者のお手伝いが必要になる場合があり、手伝いが負担感に思える人にはきつくなるかもしれません。大人も子どもたち一緒に楽しんでお手伝いできる人は大人同士の関わりも繋がり楽しく過ごせるかと思います。

全児童対策との一体型の場所

 最初に全児童対策について解説していきます。地域によっては別の名称で呼ばれているかもしれませんので各地域の呼び方に置き換えてお読みください。

 簡単に説明すると・・・「すべての児童に放課後に遊びや活動の場を提供する」という目的で学校内等の施設を使って行われる場となります。この時間の終了後には学童保育としての場になるというのが「全児童対策との一体型」と呼ばれる場となります。

 学童保育が必要な子だけでなく大勢の子どもたちが来ている場合があり、職員の人も大勢を管理することになってしまうような場所になってしまいます。それでも安価で学校内という部分に惹かれる人もいると思います。

長所

  • 学校内に施設があることが多く授業後移動も少なく行ける、グランドなどの学校設備が使えることもある。
  • 利用料金が比較的安い。
  • 保護者の関わりが少ないまたは必要ない。

短所

  • 登録・参加人数が非常に多くなってしまう。
  • 登録・参加人数が多く、職員が子ども1人1人をしっかりとみてあげられない。または、子どもを管理的になってしまう。
  • 管理的な活動が多くなってしまい、つまらないと思う人もでてくる。
  • 子どもの過ごしている様子がよくわからない場合、伝えてもらえない場合もある。
  • 毎日の来るメンバーが固定的でない。イベントにだけ参加するなど不定期参加者もいる。
  • 人数が多く、活動やプログラムに制限がかかってしまう。

 料金は安いですが人数も多く、本当に子ども1人1人がみてもらえているのか?ということにもなりかねない場所です。自分のやりたい事を決められて過ごせる場ではなく、ただ時間まで過ごすだけの場所になってしまうこともありそうです。

 『低料金・低サービス感』になってしまいそうな場所です。安いという事だけに飛びついてしまって、退屈な場所や我慢をしなければいけない場所で子どもが毎日を過ごさなければならないという状況だけは避けて欲しいものです。

 保育園が無料化されているので、その延長で放課後の生活も「低料金で高サービス」が受けられると思っている人も大勢いますが、現状それは自治体によります。

 整備が進んでいる自治体では実現している所もあるでしょうが、まだまだ追い付いていません。ある程度の世帯収入があれば「低料金・低サービス」の場所には行かせない方がベターです。

企業が運営している場所

 行政の補助金などを申請せずに独自に運営しているタイプになります。補助金などは受け取ることができない為、高額な利用料にて独自に運営していることが多いです。「学童保育+英会話、学童保育+スポーツ教室、学童保育+学習塾」などと銘打って展開されている場合が多く、本当に学童保育がメインなの?学童はおまけでしょみたいな場所も多くあると思われます。

 放課後に習い事をたくさんやらせて留守時間を何とかしようと思う人もいます。そういったタイプの人には求められそうです。しかし、子どもたちは授業終了後にも何かを習得するために授業的なものを受けたいでしょうか?

長所

  • 企業資金力による施設や設備を利用できる。
  • 多くのプログラムがある。(別途料金はかかる事が多いが・・・)
  • 学校や家までの送迎が有る場合もある。
  • 保護者の関わりが少ないまたは必要ない。

短所

  • 利用料がとても高額、プログラムは多岐にわたるが利用料がその都度かかることも。
  • プログラムが強制参加の場合、子どもが本当はやりたくないことかもしれない。
  • 学習塾やスポーツクラブのような習い事に近くなり、もしあまりやりたくない活動だった場合、子どもに負担感がのしかかる。
  • 習い事が中心でとても生活の場とは呼べない

 企業タイプは行政の補助金を受けていないことも多いです。正確に言えば補助を受けられないということになります。

 法で定められている「学童保育」には該当しないということでしょう。どちらかというと「学習塾」「スポーツクラブ」のような習い事という扱いになりそうです。本当の意味では学童と名乗れないでしょうが、名乗っているので分類しておきます。

まとめ

 どのタイプが一番良いかは正直ありません・どこの場所にも良し悪しがあります。全てを兼ね備えている場所は今のところは少ないかと思います。保護者の要望もあるとは思いますが、子どもの声も聴いてあげて欲しいところではあります。毎日、実際に過ごすのは子供たちになるのですから、つまらない場所、自分を見てもらえない場所、プログラムばかりやらされている場所に毎日行くことは辛いですよね。家庭内でどういう場所が良いか親子で話して決めると良いと思います。

 入所してみたもののやっぱり合わなかったなんて場合、別の場所に変えるということも可能となります。変わるかもしれないという可能性もありそうでしたら、色々な場所を見学しておくといいですね!! 

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