学童保育の見どころはどこ?解説

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入所前について
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 前回の学童選びのポイントは学童保育のタイプについて解説しましたが、今回は見どころについて解説していきます。どのようなタイプの学童も実際に見学などに行ってみる方が多いかと思いますが、実際問題どのあたりを見ると良いかは分かりにくいですよね。いくつかポイントを書いておきましたので参考にしてください。

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ポイント

学童の現役児童と職員

1日当たりの参加人数

 登録人数の多いところはあまり広くないところにごった返しているなんて状態にもなりますし、1人1人に目が行き届かないという事にもつながります。人が多いという事はそれだけでストレスにもなります。天気が良ければ外で過ごさせて誤魔化せても、雨天時には詰めこまれているような所は基準が守れていない、誤魔化されている可能性が高いです。1人あたりの面積基準は決まっているので、きっちりと確保・保証されている必要があります。(参考:1人あたり1.65㎡以上が必要です)最低基準の面積は実際に過ごしてみるとすごく狭いので、定員ギリギリのクラブはかなり混雑している状況です。結局、そこで過ごす子どもがストレスとなりますので、保護者の方は良く知っておいて欲しいです。

子どもの様子

 保育の時間に見学に行けたら現在在籍児童の様子も見ておけます。どのような事をして遊んだり活動しているか?言葉使いや遊び方などはどうか?実際に入所したら一緒になる可能性の高い人もそこにはいるわけなので気にしておくポイントとなります。活発に遊んでいるのか、やりたい放題遊んでいるのか、大きな違いがあると思います。自由な中にも他者の事も考えられるような様子が見える場所はきっと入ってからも安心して過ごすことができる場所でしょう。

 見に行った時に挨拶などがしっかりできる子が多いところも良い場所であるかと思います。これも前述と同様で自分だけでなく他の人への関心もあるからこそできる行動となるので重要な事かと思います。

職員

 見学に行くとおそらく現場の職員が対応してくれることになると思います。現場責任者級の職員が色々と説明してくれるんじゃないでしょうか?是非とも色々と聞いてみてください。「普段はどんなことをしているんですか?」「何人くらい来ていますか?」「勉強もさせてもらえるんですか?」などなど。その質問の内容ももちろん保護者的にも気になる、知りたいところですが、実は色々と聞く真意は内容だけではありません。どれだけ真摯に誠実に答えてくれるかということが大きいのです。そこでしっかりと受け答えができる人は子どもの話にもしっかりと耳を傾け、話をしてくれる人であるという可能性が高いのです。ここで自分の保育ばかり話すような職員は子どもにも自分本位の話をしているかもしれないですし、はっきり答えてくれない場合は勉強不足や適当感を出してしまっています。

施設

生活スペースの広さ

 先にも記載しましたが子ども1人あたり1.65㎡以上が必要となります。京間の畳1枚分より少し狭いくらいですからかなり狭いですね。定員一杯の場所ですと、普通に考えて1人分はかなりスペースとしては狭いですね・・・。ひどい所では専用室では足りないのですが、別の共用スペースも使って過ごしていることにして凌いでいるところもあると聞いたことがあります。受け入れを断ってしまうと悪評が立ってしまったり、後で文句を言われることを恐れているということがあるからかもしれません。大人側の都合での保身よりも子どもの事をしっかりと考えて受け入れもして欲しいですね。

 定員に対して少し余裕があるくらいの在籍人数位だと丁度良さそうな気はします。60人定員で40人在籍だと・・・ 1.65㎡×60人(定員)÷40人(在籍)=2.45㎡ となり1.5畳分となり寝そべっても多少は余裕あり位になります。

設備や物品

 広さもですが設備や物品も見どころですね。キッチン、トイレ、洗面台、換気、照明などなど、子ども目線で言うと遊具や遊び道具なども気になるところですね。整理整頓や清掃が行き届いているかも見ておくと良いです。学童保育は生活の場所となりますので、個人用使う部分も整備されてなりません。

料金

 ここまで人と設備を考えてきましたが、もう一つは料金ですね。低料金で高サービスは今の現状では放課後の預かりの場としてはほとんど無いと私は考えています。低料金の場には人が多く登録されることになり、物理的に職員がみる人数が増えてしまう。2単位分80人など登録が有り、日々通って来ていたら正直自分も良い保育ができる気がしません。逆にある程度の料金のかかる場所はしっかりと見てもらえるのですが、料金がネックで選ぶ人、選ぶことができる人は限られているということになっています。

 教育や保育などの公的施設の利用が費用の大小でサービス差が出ている現状は問題であり行政には早く改善してもらいたい部分ではあります。金銭的に余裕のある人だけが高サービスを受けられる仕組みは良くないですね・・・。

まとめ

 人と施設・物について考えて、その内容が料金に見合っているかという部分でポイントにしてきました。全ての面で満足できる場はやはりまだまだ少なく、行政も放課後の生活の場の整備がしきれていないのが現状です。どのような形態でも構わないので、ニーズが増えている現状利用しやすく整備してもらえるよう期待したいです。

 とはいえ近々に利用を控えている人も毎年いるわけですので、まとめにポイントとして書いておきます。

 通うの場所で毎日過ごす子どもがしっかりと見てもらえ、何をしているか保護者とてわかる場所がおすすめです。その為にはそれなりの料金負担はどうしても現状必須となりますので、保護者の方には子どもの為と出してもらえると良いかと思います。子どもにとって毎日、とりあえず行ってとりあえず過ごすだけの場所はきついと思いますので、毎日安心して過ごすことができる場所を選びたいところです。

 

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