学校の宿題 学童でどこまでできる? やってこないのはなぜ?

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最近の小学生は宿題が多いです

 みなさんが子どもの頃、小学生時代に宿題は出ていましたか?年代にもよって違いはあるとは思いますが、少し思い出してみて下さい。どうですか思い出せますか・・・?

 私は・・・宿題の事はほとんど覚えていません!!低学年の頃の記憶は全く無いですし、やっていたのかも怪しいです。

 「5・6年生の先生が宿題は出さない!!その代わりに日記を書きたい人は書きたい時に書いたら出して!!」という事はとても覚えています。そのイメージだけが残っていて、小学生時代に家で宿題をした記憶がほとんどありません。

 皆さんも小学生時代の事が思い出せましたでしょうか?やっと本題ですが、

今の小学生は宿題が昔に比べると多いです。私の小学生時代と比べても、私が学童の仕事を始めた10~15年前と比べても、確実に増えています。そして、内容も多岐に渡ってきています。

 教育界も【詰め込み教育は良くない】⇒【成績ばかりに目を向けるのでなく、個人それぞれでゆとりをもって学習できるようにしよう】⇒【学力が低下しているぞ!やはり内容を増やそう!】⇒【時代に合わせて、新しい分野も追加しないと!】などと模索しながら?迷走している?かは私には判断できませんが、定期的に方向性や学習分野が変わってきています。

 私の在籍クラブの子ども達の宿題を見ていると、ほとんど毎日のように宿題が出されてきているような状況です。

 宿題が出ないのは行事の前の日か、学期ごとの最初・最期の時期か、先生が欠席・先生が渡しそびれるか、位となっています。何だか最近の子ども達は大変だなぁと思っています。

学童では宿題をできるのか?

 学童に入所の皆さんが気になっていることは「学童で宿題ができるのか?」という所ですよね。

 保護者の方の要望も最近は多いので、「できる」という所が多いとは思います。

 しかし、その形態、取り組み方は様々ですので説明していきます。支援員の方に聞いても、できるという回答はもらえるかと思いますが・・・詳しくはどんな感じなのでしょう。ケース毎に解説します。

自分で自由時間にできるというだけ

 良いところは「自主性をもってできる」「自分のやりたい時にできる」

悪いところは「ただ終わらせるだけになってしまうかもしれなく、宿題自体の効果がほとんどない」

 勉強が自分で進んでできるという人には問題ないのですが、あまり乗り気でない、勉強の苦手な人にとっては自力では難しく、『宿題をしない・やったふりをする・なんとなく埋める・友達に聞いてしまい答える』だけになってしまいます。

 学校の先生が意図をしているような、”学習の習慣化”や”自分で学ぶ意欲を育てる”のような事には全くつながらず、面倒くさいからただ早く終わらせるだけという事もあり得ます。

 また、遊んでいる人もいる中で集中して取り組むのは難しい人がいます。どうしても遊んでいる方が気になってしまってあまり進まないというケースもあります。

 自分の自由時間のどこかにするというのはどちらかというと”学習習熟度が高い”かつ”集中力”もあるという人にしか向いていません。

宿題の時間は決まっているけれど、学童ではチェックはされない

一定の時間が決まっていてその時間は静かに宿題をするケースです。

他の人も同時間にやっているので、遊びに気を取られることはなくなる。

チェック自体はされないので学習の時間が過ぎてしまえば、やっていなくとも、できていなくとも終わりとなってしまう。

 やる気の出ない子、内容が分からない子は時間が過ぎてしまって終わりなんて事もあります。

宿題の時間が決まっていて学童でチェックもされる

 1つ前の項目にプラスして、支援員のチェックが入るケースです。適当にやっても効果的ではないと思いますので、その子としてある程度できているようでしたらOKという事にしています。

 「その子の現在の力量」をしっかりと見定めないといけないのチェックはまあまあ大変になります。このチェックの基準を一定水準以上としてしまうと、苦手な子はいつまでたってもやり直しになってしまうので、チェックの基準は1人1人に合わせることにしています。

 せっかくやるのなら効果が出るようにしたいと思いこの形式にしました。学童設立当初は自由時間に自分でやるタイプでしたが、どうしても集中できず、ダラダラとなってしまいました。短時間で集中して、チェックもする方式にしました。

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