実際に子どもたちは学童に行ってからどのように生活してくのでしょうか?私の勤めているクラブの事例を基に解説していければと思います。
行ってからはどのように過ごしているの?
毎日の生活の場となる学童クラブ、楽しく過ごしてほしいですよね。基本的に何をして過ごしているのかを少し書いていきたいと思います。基本的には次から記載の項目を中心に行っています。時期だったり、季節だったり、その年度のメンバーだったりで多少の変更はあります。基本的な流れが決まっていることも多いので、慣れてくると自分で見通しを持って生活を送ることができます。
室内時間
ボードゲーム、将棋やオセロ、トランプなどのカードゲーム、レゴやラキュー、こまやけんだまなどの昔遊び、おままごとや人形遊びなどなどの遊具もたくさん取り揃えられています。大人数でワイワイとボードゲームやカードゲームをやったり、レゴやラキューを黙々と作ったりと自分のやりたいことを見つけてやっています。という人もいれば、マンガや本などを読んで1人で過ごしているという人もいます。
特に何かをしなくてもおしゃべりをしている女子がいたり、何もせずのんびりとしていることもその日の気分次第ではOKです。帰ってきてすぐにしばらくしゃべり倒してすっきりした顔をする子達もたくさんいます。
自分でやりたいことを自分で見つけることを基本的なスタンスとしています。ルールはもちろんその場所ごとにありますが、そのルール内でしたら基本的には自由に過ごせます。
おやつ時間
おやつも提供の有るところ・提供の無いところ、既製品だけのところ・手作りも有りのところ、帰宅時間の遅い人にだけ提供されるなどなど形態は様々でそこそこの場所や学童のタイプによってもことなってきます。私の勤務している所は手作りの提供もあれば既製品の提供もあるという場所になっており、当日来た人には全員提供されます。
おやつの時間は子どもたちにとっても楽しみな時間となっています。おやつを楽しみにしている子は帰って来るとまずはおやつのメニューをチェックしている子がいたり、おなかすいた!と言っている子もよくいます。感染症等が流行っていない通常時は楽しく談笑しながらみんなで楽しそうに食べています。
おやつは「小学生期の補食」という観点で提供をしております。1年生のまだ1度に多く食べられない時期から5・6年生の成長期までの食の補助を行っています。また、季節やイベントなどに応じての食べ物を出したりなど食に関心をもってもらえるような工夫をしているクラブもあります。
学習時間
最近の小学生はほとんど毎日のように宿題が出ています。大変ですよね・・・。それなりに勉強のできる子たちにとっては負担感は少ないかもしれませんが、勉強が苦手な子にとっては苦痛なものですよね。学童から家に帰る頃には1年生はもうヘトヘトでご飯を食べてお風呂に入って寝てしまうことも多いと聞きます。家で宿題をする体力なんて残っていないんですね。
ということで学童で宿題は終わらせておいて、家では少しでも家族とのんびりしてもらえればと思って時間をとっています。すらすらできる子は自分でどんどんとやってもらい、少しつまづいている子にはヒントを出して手助けをしサポートしています。
宿題が終わっているだけでも帰ってからすごく助かります。家庭でもやり終えた宿題を見てもらえるように声掛けはしていっています。
外活動時間
外に遊びに行く時間もあります。学校利用できる場所ですと校庭開放を利用したり、近隣の公園・多目的広場などを利用したりしていることが多いです。当クラブは地域の方の計らいで近くの多目的広場の半分が毎日のように利用できており、遊び場には非常に恵まれております!!
自分の学童では1年を通して天気が良ければ外には行き身体を動かして遊んだりしています。徒歩2・3分の近隣の公園やグランド開放を利用して遊んでいます。外遊びも室内の時と同様に自分たちのやりたいことや興味のあることを仲間を見つけ時には大人も交えて遊びます。大人は見守り役という場所では子どもだけでしょうね。
身体を動かすのが好きな子達は汗だくになりながら動き回っている人もいます。自分の好きなことだから夢中でできるんですね!!エネルギーの有り余っている小学生たちが外で身体を動かして遊ぶことは心身の成長にはとても大切です。
プログラム的活動
基本的に自分のやりたいことは自分で見つけるように主体的に動いてが多いのですが、時には支援員(指導員)からのプログラム的な活動もあります。「家族の人へのプレゼント制作」や「クリスマス制作」、「バレンタインやホワイトデーなどにお菓子作り」など季節やその時の子どもたちの要望なども聞きつつ考えています。
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