「子どもために」と伝えた一言が未来の可能性を奪っている

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子ども関連
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いくつかの事例が掲載されています

 その他にもよく大人が子どもに言ってしまいがちな声掛けが紹介されていました。私の

「みんなやっているよ」

〇「今はの時間だよ」

 よくある声かけですね。集団行動や規律を大切にすること自体は、悪い事ではありません。「みんなやっているよ」という声かけを繰り返していると、、

自分で判断したり選択することよりも、周りに合わせることを良しとする価値観が植え付けられてしまいます。

みんながやっているからではなく、シンプルに「今は〇〇する時間だよ」と伝える事が良いのですね。良いことも悪いことも「みんなやっているから」と思考停止になってしまうのって怖いですよね・・・。

✖「今忙しいからあとで」

〇「今〇〇をしているから、30分待ってくれる?」

 これもよくある声かけですね。子育て中はとても忙しいです。忙しくて、見てあげられない時がある事は仕方がない場面もあります。

「忙しいからあとで」では、子どもは寂しい気持ちになります。積み重ねていくうちに「どうせ聞いてもらえない」と、悩みを1人で抱えがちになってしまいます。忙しいのはなぜなのか、いつまでなのか、なるべく具体的に伝えることです。

ついつい言ってしまう一言ですよね。言われると自分の事は後回しにされていると思ってしまいますよね。自分が言われたら気分の良い物ではないのに他の人には何故か言ってしまう一言です。

✖「何回言ったらわかるの」

〇「今、やって見せたとおりにやってみて」

 あれ?これもまたよく耳にしている声掛けですね。「こんな簡単な事もできない(わからない)」なんて言う言葉さらに付け足してコンボ技を繰り出している人もいますよね。コンボ技を食らってしまえば、ピヨってしまい、グロッキー状態になってしまいます。いや~、子どもでなくても大人でもキツイですよね。

「言葉で言っただけでは伝わりにくい」という事もあります。言った側は「こんなに何回も言っているのに、なぜわからないんだ?」と思ってしまいますが、多くの場合伝え方に問題があります。

言うだけでイメージ通りの事ができるのは子どもには難しいことでしょうね。「わかった」と返事があったとしても実はあまり良くわかっていない事も多いかと思います。実際に見せて具体的なイメージを持たせることはとても有効でしょうね!!

その他にも多数事例と共に紹介されています

 今回は3つの内容を紹介しました。その他にも多くの言い換え事例が紹介されていました。読んでいくうちに、自分が伝える際にわかりにくかったり、日本だけで通用している言い方だったりと多くの事に気づくことができました。

子育てはもちろん学童などの子どもに関する職業の方にも

 子ども達の多くは1年生位ですと大人の人にたくさん話を聞いてもらいたい頃です。成長と共に話をしてくれる事も減ってはきますが、それもよくある事です。低学年の時に相手も満足できるような声掛けを継続して続けていけば、距離が離れてもいざという時に話ができるという事にもつながっていきそうです。

 もちろん個々人の課題に向かわなければならない時も、声の掛け方次第で大人のあなた自身が子どもたちのやる気や勇気を打ち砕くこともなくなるでしょう。子どもに関わる職業・ボランティアの多くの方が熱意を持って取り組んでいる事が多いと思います。誤った方法や声の掛け方でその熱意が逆効果にならないよう再確認できる内容でした。

最後に

 それぞれのケース毎に具体的な方法や声掛け・言い換えが説明されており自分の声の掛け方を見直せるとても良い著書であると思います。細かな状況も必要なのですが、1番の基本は1人1人の子ども達が無条件に大切な存在であるという事が根底にある事が必要であり、その事もみんなに伝えていく事が大事な事かと思いました。

 おすすめの1冊になりますので私のポイント解説に興味を持てましたら是非とも購入して読んでいただけると良いと思います。

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